長期経過観察を行ったクローン病73症例における腸管外合併症(皮膚, 関節病変は除く)の検討
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概要
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1982年から1986年に当院(高野病院)受診にてクローン病と診断,治療を行った73症例の腸管外合併症について検討を行った.病型は小腸型29症例,大腸型18症例,小腸大腸型26症例であり,平均病脳期間は17年6カ月.経過中にみられた最も多い腸管外合併症は胆石であり,ついで腎結石,腎障害,精神疾患の順であった.これら腸管外合併症は発症後10年以上の経過例に多く見られた.また約20年の経過観察のなかで12症例の死亡が確認された.死亡症例と腸管外合併症の発生例の多くは10年以上の経過例にみられ,長期経過例には本疾患だけでなく腸管外合併症の早期発見が重要と考えられる.
- 2010-01-01
著者
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谷村 修
福岡大学消化器外科
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野崎 良一
高野病院
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大湾 朝尚
高野病院
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山田 一隆
高野病院
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高野 正博
高野病院
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山下 裕一
福岡大学消化器外科
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山下 裕一
福岡大学病院消化器外科
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高野 正博
大腸肛門病センター高野病院
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高野 正太
大腸肛門病センター高野病院
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谷村 修
福岡大学 消化器外科
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野崎 良一
福岡大学 消化器外科
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野崎 良一
大腸肛門病センター 高野病院
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山田 一隆
高野病院(大腸肛門病センター) 放射線科
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高野 正博
福岡大学 消化器外科
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高野 正博
大腸肛門病センター高野会くるめ病院
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山下 裕一
福岡大学 医学部消化器外科
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山下 裕一
福岡大学医学部外科学講座消化器外科
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高野 正太
大腸肛門病センター高野病院外科
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