小支流におけるイワナ, ヤマメ稚魚の定位点, 行動圏および摂餌頻度に対する両種成魚の影響
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概要
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イワナ,ヤマメ成魚が両種稚魚の行動反応に与える影響を検証するために,小支流において行動観察実験を行った。3 カ所の実験区域に稚魚および成魚を放流し,3 つの実験設定(稚魚単独,ヤマメ成魚混生,イワナ成魚混生)において稚魚の定位点,行動圏面積,および摂餌頻度を記録した。稚魚単独時には,稚魚の定位点および行動圏は全域に分布していた。しかし,成魚混生時には稚魚の定位点は岸辺近くの浅い緩流部へと移動し,また行動圏面積と摂餌頻度は減少した。小支流では,成魚は稚魚の生息場所や摂餌頻度を変化させると考えられた。
- 2009-09-15
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