自己免疫性膵炎に自己免疫性溶血性貧血を合併した1例
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概要
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症例は70歳,男性.平成15年6月に自己免疫性膵炎を発症し,プレドニゾロン投与で膵炎は軽快し,平成16年12月よりプレドニゾロンを中止していた.平成18年9月より労作時の息切れが出現し,自己免疫性溶血性貧血と診断された.このとき同時に自己免疫性膵炎の増悪を認め,両疾患はプレドニゾロンの投与再開により速やかに改善した.自己免疫性膵炎の経過中に自己免疫性溶血性貧血を合併した症例を経験したので報告する.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2009-05-05
著者
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徳毛 宏則
Ja広島厚生連広島総合病院消化器科
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横道 春奈
JA広島厚生連広島総合病院消化器科
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中原 隆志
JA広島厚生連広島総合病院消化器科
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浅本 泰正
JA広島厚生連広島総合病院消化器科
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小松 弘尚
JA広島厚生連広島総合病院消化器科
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石田 邦夫
JA広島厚生連広島総合病院消化器科
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