高温・高圧水によるアスファルト舗装廃材からの骨材分離回収
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概要
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アスファルト舗装発生材の再資源化率は,2002年度で約99%と産業廃棄物の中でも極めて高く,道路舗装分野のゼロエミッションや再生利用に対する積極的な取り組みが窺える。しかしながら,今後も資源・資材の有効利用を推進してゆくうえでは,全工程における環境配慮型プロセスはもとより,需要増加が見込まれる改質系の発生材や再生材等,多種多様な発生材に対応する舗装循環再生システムの確立が必須となる。 本研究では,舗装循環再生技術の具現化に向けた一つの提案として,高温・高圧水による発生材の分離再資源化を検討し,バインダーの劣化性状が高温・高圧水の除去性能に与える影響について評価した。また,分離再資源化の実用性に対する基礎検討として,回収骨材の性状および品質に関する評価試験を実施し,舗装用骨材としての適性と高温・高圧水の骨材回収性能を評価した。 この結果,劣化バインダーや改質バインダーに対する高温・高圧水の優れた除去性能が認められ,環境配慮型循環再生技術としての高温・高圧水の有為性と,回収骨材の循環利用の可能性を示唆する成果が得られたのでこれを報告する。
- 社団法人石油学会の論文
- 2006-09-01
著者
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秋葉 正一
日本大学生産工学部土木工学科
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加納 陽輔
日本大学大学院生産工学研究科土木工学専攻
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秋葉 正一
日本大学大学院生産工学研究科土木工学専攻
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栗谷川 裕造
日本大学大学院生産工学研究科土木工学専攻
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