Edwardsiella tarda 主要外膜タンパク質の分離と性状
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概要
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Edwardsiella tarda EF-1 株から界面活性剤 SDS と Sarkosyl で主要外膜タンパク質(MOMP)を抽出したところ, いずれも SDS-PAGE で37, 40および43 kDa の MOMPが認められた。これらのうち 37 kDa の MOMP は, 供試した日本の各種魚由来の15株の E. tarda に認められ, 抗原性も共通であった。しかし, 台湾株では多少小さい分子量を示した。対照菌の Aeromonas, Escherichia, Photobacterium, Pseudomonas, Vibrio 属の7種10株ではこの MOMP が認められないことから, 37 kDa 付近に泳動されるこの MOMP は E. tarda の株に共通かつ特異的と考えられる。
- 日本魚病学会の論文
- 1998-12-15
著者
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川合 研児
Department of Aquaculture, Kochi University
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川合 研児
Department Of Aquaculture Kochi University
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塗 小林
Department of Aquaculture, Faculty of Agriculture Kochi University
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