脳室腹腔シャント機能不全に伴う一過性のakinetic mutism : 長期経過観察例の報告と文献的考察
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概要
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症例は18歳, 男性.15歳時, 中脳水道狭窄症による閉塞性水頭症に対し脳室腹腔シャント術を施行.繰り返すシャント機能不全のため, 2カ月間に4回の再建術を行った後, 脳室サイズは縮小したにもかかわらずparkinsonismを伴うakinetic mutismの状態となった.Levodopa (300mg/day)とamantadine hydrochloride (150mg/day)による保存的治療とリハビリテーションを継続したところ, 2カ月後から急速に改善し, 4カ月目に神経脱落症状なく退院した.その1カ月後に投薬を中止したが再発はみられず, 7年間の観察でもADLおよびQOLともに問題なく経過している.本合併症について文献的にreviewし, その病態, 治療, 予防などについて考察を加えた.
- 2005-07-20
著者
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横山 博明
長崎労災病院脳神経外科
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吉岡 努
長崎労災病院脳神経外科
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堤 圭介
長崎労災病院脳神経外科
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堤 圭介
長崎労災病院
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日宇 健
長崎労災病院脳神経外科
-
松尾 義孝
長崎労災病院脳神経外科
-
松尾 義孝
長崎県島原病院脳神経外科
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