量子ドットの電子状態と透過波の位相シフト
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
電子を微小な領域に閉じ込めた量子ドットは人工的に制御可能な量子系であり,少数多体問題,量子カオス,量子デコヒーレンスなどの舞台として注目されてきた.最近,エネルギースペクトルばかりでなく干渉実験によって位相情報を抽出しようという試みが始まり,また新たな問題提起もなされている.本稿では干渉実験で何が問題となったかについて,そしてそれを解決することによって明らかになった量子ドットの電子状態の性質について解説する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2004-10-05
著者
関連論文
- 20pGS-14 多層カーボンナノチューブにおける量子輸送特性の観測(20pGS ナノチューブ,領域7(分子性固体・有機導体))
- 26pYC-11 有限長金属カーボンナノチューブの低周波光吸収(ナノチューブ,領域7,分子性固体・有機導体)
- 24aRB-6 カーボンナノチューブの電気伝導度に現れる3倍周期構造(ナノチューブ(伝導・構造),領域7,分子性固体・有機導体)
- 21pXA-10 カーボンナノチューブの電気伝導率とAB効果(フラーレン・ナノチューブ伝導,領域7(分子性固体・有機導体))
- 30aYA-6 量子ドットにおける連続状態とファノ効果(量子ドット(開放型・結合型・その他))(領域4)
- 解説 カーボンナノチューブ電気伝導--新種の量子細線の特異な物性 (特集 フラーレンファミリー材料と最近の話題)
- 24aS-7 短距離ポテンシャルを持つカーボンナノチューブ磁場中における有効質量理論
- 25p-M-10 カーボンナノチューブの後方散乱消失機構とベリーの位相
- 25pWS-8 単層,2層グラフェン境界における谷分極伝導(25pWS 領域9,領域7合同 グラフェン,領域9(表面・界面,結晶成長))
- 24pRA-10 グラフェン端近傍の磁場中局所観察(24pRA 領域7,領域4合同 グラフェン,領域7(分子性固体・有機導体))