衛星放送受信に見られる太陽雑音妨害によるC/N特性
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概要
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近年, 放送衛星は世界中で広く使用されている. また, 衛星や受信アンテナの技術が改善されたことにより, 小口径アンテナによる受信が可能になった. CN比は衛星放送受信の質を表わす値の1つであり, その値は伝搬状態の様々な影響により変動する. 特に雨による影響は大きいが, 他の現象として, 今回の観測で太陽雑音妨害によるCN比の低下の影響が, 最高で約5[dB]という値が観測された. 太陽雑音妨害は受信アンテナ, 衛星, 太陽が一直線に並んだ時に, 太陽雑音が受信アンテナのメインビームに入ることにより雑音温度が上昇しCN比が低下する現象である. この現象は年2回起こり, 受信状態(特に受信アンテナの口径), 受信地などの条件により異なるが春分の日, 秋分の日の近辺で数日間観測される. 今回の研究では, 正確にCN比の変動時間を測定するために, 時間に対し連続した値で測定できるCN比測定器を用いて観測した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-09-26
著者
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森屋 俶昌
東海大学工学部通信工学科
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池田 諭
東京農工大学工学部情報コミュニケーション工学科
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池田 諭
東海大学工学部
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池田 諭
東京電力
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ブッチャ チャトリー
モンクット王工科大
-
プタンナクール パンラウィー
モンクット王工科大学
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