愛媛県久万町におけるマツノマダラカミキリの羽化脱出消長
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1992年から2000年のマツノマダラカミキリの羽化脱出消長、ならびに気温との関係を検討した。マツノマダラカミキリ羽化脱出の開始時期は5月下旬~6月中旬、50%脱出時期は6月下旬~7月中旬、脱出終了時期は7月下旬~8月下旬であった。雌性比は0.40~0.58であった。5%羽化脱出日と50%羽化脱出日の間には有意な正の相関が認められた。5%羽化脱出日から50%羽化脱串日までの日数は18.6±3.7日(平均±標準偏差)であった。4、5月における日平均気温が11℃を超えた日数と50%羽化脱出日の間には有意な負の相関が認められ、4、5月の気温から50%羽化脱出日を推定できる可能性が示唆された。
著者
関連論文
- 森林・林業の現場と森林科学(北から南から,Information)
- ヒノキの成長促進によってニホンキバチの産卵は抑制されるか?
- カミキリムシ相を指標とした森林生態系の健全性の評価と保全
- 森林施業がカミキリムシ相に与える影響
- ニホンキバチの羽化成虫数に影響を及ぼす要因 : 夏季のスギ間伐放置木において樹木個体間で成虫発生数が変動する原因
- キバチ類によるスギ・ヒノキ変色被害材の強度
- キバチ類によるスギ・ヒノキ材変色被害に対する防除方法の検討
- スギ・ヒノキ間伐木の伐倒時期ならびに玉切り方法がニホンキバチ成虫発生数に及ぼす影響
- ニホンキバチの共生菌を人工接種したスギとヒノキの曲げ強度性能
- スギの秋期間伐における伐倒木の玉切り処理によるニホンキバチ成虫発生量の抑制効果
- タイトル無し
- 愛媛県におけるフジツボミタマバエの発生
- 愛媛県におけるニホンキバチによるスギ・ヒノキ材変色被害の実態と防除の試み
- 愛媛県久万町におけるマツノマダラカミキリの羽化脱出消長
- Is Oviposition of the Japanese Horntail, Urocerus japonicus (Smith), Depressed by the Growth Promotion of Hinoki Chamaecyparis obtusa (Sieb. et Zucc.) Endl.?
- 人工林地帯における森林施業が鳥類の種の多様性と種構成に与える影響
- Effects of Cryptomeria japonica and Chamaecyparis obtusa Thinning Season and Bucking Method on the Emergence of Urocerus japonicus Adults.
- Suppression of Emergence of Urocerus japonicus Adults by Bucking Thinned Cryptomeria japonica in Autumn.