胃GIST(gastrointestinal stromal tumor)の1例
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概要
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症例は68歳男性,20年前に胃潰瘍で広範囲胃切除術の既往あり. 今回,黒色便と全身倦怠感のため受診し,胃内視鏡検査にて胃きゅうりゅう部大わん側に約7cm大の粘膜下腫瘍を指摘された. 治療は残胃全摘出術を行い病理組織検査にて紡錘形細胞の束状増殖を認め,免疫組織化学染色でc-kit,CD34陽性によりgastrointestinal stromal tumorと診断された. 術後の遺伝子解析にてc-kit遺伝子exon11に変異を認め,再発時の治療にはグリペック投与が有効と考えられた.
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