黎明期のコンピュータの発展に関する一考察(1)黎明期のコンピュータ事情
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
わが国における本格的なコンピュータ利用は1960年代から始まる。僅か40年余りの間にコンピュータを始めとする情報技術の発達と普及には目を見張るものがある。しかし,筆者が調査した範囲では,この情報技術の発展過程を包括的に研究した報告書や文献は皆無に近いように思える。幸いなことに筆者はコンピュータの黎明期から今日に至るまで一貫してコンピュータ関連の業務に従事してきた。そこで,筆者の実体験を拠り所にしながら,包括的な視点から,わが国における情報技術の発展過程を体系的に論ずることにしたい。ただ,黎明期の文献資料類には,すでに散逸してしまったものも多いので,厳密な検証をしながら論述する段階には至っていない。そこで,今回は研究ノートとして,情報技術の利用者の視点に立った,情報技術発展の全体像を明らかにする。この研究ノートは数回にわたって連載する予定である。
- 関東学院大学経済研究所の論文
関東学院大学経済研究所 | 論文
- 技術の社会的収益と私的収益の比較 : アローの潜在社会的収益の再検討
- 技術ライセンスと販売地域制限
- 再生産構造の国際的展開と日本経済 : アジア規模での再生産構造における日本経済の位置
- 1985年以降日本における設備投資の産業連関構造 : 1985,90,95,2000年の固定資本マトリックスの検討を中心にして
- 1985年以降日本の再生産構造の変容 : 1985,1990,1995,2000年の産業連関表の組み替えによる