低緯度地磁気脈動と電離層(d.磁気圏内のULF波動)(第2回極域における電離圏磁気圏総合観測シンポジウム : Part I)
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概要
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低緯度(ASO:地磁気緯度22°N)におけるPi 2,PC 4型の地磁気脈動に対する電離層の影響を調べた.地磁気脈動は超伝導磁力計によって測り,電離層のデータはE層,F2層の臨界周波数の時間平均値を用いた.解析の結果,朝方に起こる電離層臨界周波数の増加を境にして,その前後で脈動の偏波軸の方向およびだ円率にちがいが出ることがわかった.つまり南北に主軸をもつ直線偏波が,電離層の出現ののち,だ円偏波へと変化する.この結果は,低緯度地磁気脈動に対して石層が,重要な役割をはたしていることを示している.その役割についてモデルを作り議論した.
- 国立極地研究所の論文
著者
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石津 美津雄
九州大学理学部物理教室
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北村 泰一
九州大学理学部物理学教室
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糸長 雅弘
九州大学理学部物理教室
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坂 翁介
九州大学理学部物理教室
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飯島 哲二
九州大学理学部物理教室
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北村 泰一
九州大学理学部物理教室
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北村 泰一
九州大学 理学部
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北村 泰一
九州大学理学部地球惑星科学科
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