保存的に経過観察しえた虚血性胃症の1例
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概要
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症例は74歳,男性。吐血,下血,強い腹痛にて緊急入院,緊急上部消化管内視鏡検査にて胃全体にびまん性の潰瘍・びらんを形成し,易出血で高度な浮腫を伴う虚血による所見を認めた。基礎疾患に心房細動があり,血液検査では線溶系が亢進し,腹部CT検査では胃壁の浮腫による肥厚を認めた。造影CTでは腹腔動脈に閉塞は認めず,血流再開により胃梗塞・穿孔性腹膜炎には至らず保存的加療にて軽快した。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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