内視鏡的粘膜下層剥離術で一括切除しえた胃噴門部のEMR後遺残再発癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は63歳男性。胃噴門部の0Ⅱaに対し,cap法によるEMR後5カ月で遺残再発を認めた。同病変および,新たに発見された体下部前壁の4cm大の0Ⅱaに対し,フレックスナイフTMを用いた内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行し,一括切除した。本症例は,噴門部という治療困難部位に存在し,外科的切除も考えられた遺残再発病変に対しても安全にESDを施行し得た貴重な症例と考えられたため,報告する。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
- EUS-FNAで確定診断し得た膵内副脾の1例
- 内視鏡下に砕石した胃穿孔合併栗胃石の1例
- 拍動性大量出血に対し,経カテーテル動脈塞栓術を併用することで内視鏡的に止血し得た潰瘍性大腸炎の1例
- 保存的に経過観察しえた虚血性胃症の1例
- 内視鏡的粘膜下層剥離術で一括切除しえた胃噴門部のEMR後遺残再発癌の1例