直腸肛門部amelanotic melanomaの1例
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概要
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我々は直腸肛門部のamelanotic melanomaの1例を経験したので報告する。症例は89歳女性。心不全で入院中に血便が出現した。大腸内視鏡検査で直腸肛門部にϕ20mmのIsp型の周囲と同様の色調を呈するポリープを認め,内視鏡的に切除した。病理組織学的検査,免疫組織学的検査よりamelanotic melanomaと診断した。3カ月後の経過観察では,再発,転移の所見は認めなかった。直腸肛門部の隆起性病変の診療において本疾患も念頭に入れる必要がある。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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