頻回のバルーン拡張が無効であった大腸癌術後吻合部狭窄に対する金属ステント留置の1例
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概要
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症例は60歳代男性。他院での直腸S状結腸癌に対する腹腔鏡下前方切除術後吻合部狭窄に対し計20回以上のバルーン拡張を施行されていたが,再狭窄を繰り返していたために金属ステント(EMS)を留置,1カ月後に抜去したところ再狭窄したためにEMS再挿入,再度1カ月半後に抜去した。半年経過の現在再発はない。EMSは基本的に悪性狭窄のみに適応があるが,一部の良性狭窄に対しての適応拡大が示唆された。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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