EMR後リンパ節再発を疑った大網原発GIST(gastrointestinal stromal tumor)の1例
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概要
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症例は72歳,男性。2003年4月に早期胃癌に対し内視鏡的粘膜切除(EMR)を施行した。2006年4月の腹部超音波検査にて胃体下部前壁に接して径13mmの低エコー腫瘤を指摘され,同年6月には40mmと急激な増大傾向を認めた。上部消化管内視鏡では胃内腔側には再発を疑う所見はなかったが,EMR後のリンパ節再発を疑い,同年8月,結腸間膜腫瘤摘出および幽門輪温存胃切除を施行した。術後病理診断にて大網原発のgastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断された。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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