ニザチジン投与により唾液分泌,咽頭症状が著明に改善した1例
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概要
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唾液は食物の咀嚼,嚥下,また,逆流性食道炎の予防にも大きな役割を担っている。ニザチジンは酸分泌を抑制するだけでなく,唾液分泌促進作用を要するため唾液腺機能低下症の治療にも用いられる。症例は10年以上前から咽頭違和感が続いていた63歳女性。精査の為唾液腺シンチグラフィーを行ったところ機能低下していた為,ニザチジン300mgを投与した。8週後には症状は消失し,唾液腺シンチグラフィーの所見にも改善が見られた。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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