関節リウマチの経過中に発生した広汎な結腸潰瘍の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は73歳,女性。関節リウマチにて通院中であったが,腹痛と著しい下痢が出現し入院となった。大腸内視鏡検査で上行結腸から下行結腸にかけて多発性の地図状潰瘍がみられ,S状結腸では散在性の縦走潰瘍が認められた。基礎疾患にリウマチがあることと内視鏡所見を含めた臨床所見から,病変範囲は広汎であったがリウマトイド血管炎による腸炎を疑い,ステロイドの投与を行ったところ,速やかな治癒が得られた。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
- EUS-FNAで確定診断し得た膵内副脾の1例
- 内視鏡下に砕石した胃穿孔合併栗胃石の1例
- 拍動性大量出血に対し,経カテーテル動脈塞栓術を併用することで内視鏡的に止血し得た潰瘍性大腸炎の1例
- 保存的に経過観察しえた虚血性胃症の1例
- 内視鏡的粘膜下層剥離術で一括切除しえた胃噴門部のEMR後遺残再発癌の1例