ENPDが著効した膵性腹水を伴った膵仮性囊胞の1例
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概要
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症例は49歳女性。2004年1月中旬より腹部膨満感と下肢浮腫が出現。腹部超音波検査で中等量の腹水を認め,2月25日に当科入院した。腹部CT検査では多量の腹水と膵頭部に低吸収域を認めた。腹水細胞診はclassⅠ,腹水中のアミラーゼが高値であった。3月10日のERCPでは膵頭部に主膵管と交通した径約5cmの囊胞を認めた。3月12日より発熱,腹痛が出現した。CT所見では囊胞の増大と感染を疑い,ENPDチューブを留置した。これにより囊胞および腹水の消失を認め,4月4日退院した。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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