Ball valve syndromeをきたしたGISTの1例
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概要
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症例は79歳の男性。1993年に胃前庭部に1cm大の平滑な粘膜下腫瘍を指摘され,以後増大傾向を認めた。2003年10月に吐血のため,緊急内視鏡検査を施行した。前庭部の粘膜は索状に伸び,腫瘍は十二指腸へ嵌入していた。胃部分切除術を施行し,GISTと診断した。胃腫瘍の十二指腸への嵌頓は比較的稀な病態で,また本例は,長期間にわたり内視鏡的に観察できた点で貴重な症例と考えられた。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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