超音波内視鏡が診断に有用であった小膵癌の2例
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概要
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膵癌は切除不能進行癌で発見されることが多い。また切除可能であった場合でも,5年生存率は13.4%と予後不良である1)。その中でも比較的予後が良いとされる腫瘍径20mm以下のTS1膵癌の発見率もいまだに5.4%と低く2),更なる画像診断の向上が望まれる。超音波内視鏡(以下,EUS)は高い空間分解能を有し,小膵癌の発見に有用とされる。今回,主膵管拡張を指摘され,診断にEUSが有用であったTS1膵癌の2例を経験したので報告する。
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapterの論文
Japan Gastroenterological Endoscopy Society Kanto Chapter | 論文
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