太陽系始原物質科学のフロンティア:鉱物科学の役割
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概要
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太陽系始原物質とは,コンドライト隕石に代表される太陽系で最も始原的な物質であり,「45.6億年前の太陽系の始まり」を我々に直接伝えてくれるロゼッタストーンだと言えよう。これまでの膨大な始原物質研究の成果は,現在の太陽系の起源・進化のモデルの構築に大きな役割を果たしてきた。いまや物質科学は惑星科学を支える重要な一分野である。今回のシンポジウムでは,始原物質科学の最前線で活躍しておられる研究者の方々をお招きし,ご自分の研究を紹介していいただく。このシンポジウムの目的は,普段,惑星科学とは直接関係の薄い鉱物科学者たち(とくに若い人たち)に太陽系始原物質科学の最前線に触れていただき,その面白さ,意義を知っていただくことである。そして,私たちは,願わくは鉱物科学者と惑星科学者がお互いの接点を見出し,新たな研究テーマを創出するきっかけがつくれればいいと思っている。
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日本鉱物科学会 | 論文
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