公共サイトにおける高齢者・障がい者等に対する配慮設計の調査:アクセシビリティに対応した公共サイトのデザイン標準化
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概要
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本調査研究は、国や地方自治体などの公共機関のウェブサイトのデザイン標準化を含めたウェブアクセシビリティの品質向上の研究へとつなげるための「公共サイトにおける高齢者・障がい者等に対する配慮設計の調査および分析」の結果を示したものである。これまで公的機関をはじめ企業サイトでも高齢者・障がい者に対する配慮設計が行われてきたが、ウェブアクセシビリティに問題があり、一部のユーザに対して情報を提供できていないサイトも多くみられる。現在も被害が続く東日本大震災のような災害時・災害後において公共サイトの役割は特に重要であるが、災害関連情報ページや配布データのアクセシビリティに問題があり、障がい者への適切な情報伝達ができていないという指摘もある。ウェブサイト構築に関わるすべての人がこの問題を認識し、アクセシビリティの品質を向上させる必要がある。調査は、昨年改訂されたアクセシビリティ規格JIS X 8341-3を基に作成した調査シートを使用し、都道府県47サイトを対象に行った。調査結果から、JIS X 8341-3の知覚可能・操作可能の原則に含まれる内容で視覚表現に問題点が多いことに注目している。今後、この問題改善に向けた研究につなげていく。
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