日本の中小企業におけるデザインマネジメントの事例研究
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概要
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本稿は、名古屋学芸大学と京畿大学(韓国)、そしてシンシナティ大学(米国)の三か国大学共同研究プロジェクト「中小企業におけるデザインマネジメントの評価基準とガイドライン」の第二年目の中間調査として、日本の中小零細企業のデザインビジネスモデルとデザインマネジメントについての事例研究報告をする。近年、デザインマネジメント分野の研究は飛躍的に進んでいるが、その多くは大企業を中心とした事例に偏っている。産業構造再編の現在、日本には新たな経営形態の企業や組織が相次ぎ出現し新しいデザインビジネスの試みが表面化している。厳しい経営を余儀なくされている中小零細企業は如何にデザインで困難な局面を打開できるのか、そのガイドラインの構築は早急に望まれている。本研究は事業規模が限られている企業がデザインを用いて成功に導く仕組みを解明する。研究概要は、中小企業と零細企業に分け、既存する経営タイプと新規な経営タイプにそれぞれ成功したデザインビジネスモデル事例を選出した。選出した会社をインタビュー等で調査し、人事管理、開発管理、生産管理、財務管理、売買管理の5つの管理機能を実務レベルと戦略レベルに分けて分析し共通する要因を抽出した。これらの要因を経営規模と経営形態ごとにそれぞれ分類し考察をまとめている。
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