主題的関係に着目した機能デザイン方法論の研究
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概要
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今迄のモノつくりの主たる課題は,モノをどうつくるのかを考えることであったが,モノが充足し,技術が成熟している現代においては,なにをつくるのかが問われている.なにをつくるかにまず大きく関わるのは,つくるべき製品の仕様である.一般的に製品の仕様は機能として表現することができる.すなわち,新しい機能を設計する(デザインする)ことが,ユーザの求める製品を生み出すことに繋がると考えられる. 本研究では,新しい機能をデザインするための原型は日常生活にあると考え,特に日常生活の中にある主題的関係を合成することで新しい機能を考案することを試みる.主題的関係とは,「りんご」と「ナイフ」が「りんごをナイフで切る」という状況において強い関係があるように,ある状況(主題)において生じる関係である. 本研究では,日常生活にある主題的関係を合成することで,新しい主題的関係を創り出す方法論を確立し,その主題的関係から新しい機能をデザインすることを目的とする.
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