パーソナルロボット「パペロ」に対する好意度尺度の作成
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概要
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近年、パーソナルロボットの研究の重要性が指摘されているが、ロボットとのコミュニケーションを考える際、ロボットに対する好意度というものが重要になってくる。ロボットに対する好意が生じて初めて、ロボットとのコミュニケーションが生じてくるからである。従来の研究では、ロボットに対する印象評定はSD法によるものが多く、好意度に限定して尺度構成したものはなかった。そこで本研究では、NEC製のパーソナルロボット「パペロ」を用いて、パーソナルロボットにたいする好意度尺度を作成することを目的とした。まず、パペロに対する好意度を測定する質問を24項目作成した。220名の大学生に対して、_丸1_パペロの紹介ビデオ_丸2_実験者とパペロとのインタラクションを見てもらった後で、質問紙に記入してもらった。因子分析の結果、8項目が削除され、残りの16項目で、「かわいらしさ」因子、「人間らしさ」因子、「機能」因子の3つの因子が抽出された。特に、ロボットにたいする好意度が、「かわいらしさ」と「人間らしさ」という点から検討できることが分かったことが重要であると考えられた。
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