指定管理者制度による公園利用活性化の提案
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概要
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本研究では、指定管理者制度による管理・運営方法について、八王子市の公園をモデルケースとして公園利用活性化の提案を行った。指定管理者制度を運用している公園の事例調査、八王子市内の指定管理者へのヒヤリングの結果、サービスの向上には、「既存施設の維持管理」「施設の充実」「施設の活用」「マナー向上」「魅力的なイベント」が必要であることが分かった。特に「施設の充実」には、予算の確保が必要であるが現状では難しく、自主事業による「収益の向上」が必要になる。「魅力的なイベント」と「収益の向上」を実現するために、「企業とのタイアップ」と「利用料金制度の導入」を提案した。「企業とのタイアップ」により「魅力的なイベント」の開催が可能となり、指定管理者は地域のニーズに合わせたイベントを行うことで来園者数の確保や地域への貢献、公園のPRが期待でき、タイアップ企業は企業の広告の場として活用できる他、地域への貢献として知名度の向上にも役立つからである。従来の使用料金制度では団体経営に無関係であったが、「利用料金制度の導入」により料金収入が団体の収支に反映されることから、団体の経営努力を促すことが期待できる。
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