マニュアルの書式とトラブル対処時のユーザエクスペリエンス
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
これまでマニュアルのデザインについては「読みやすさ」「分かりやすさ」といった観点から多くのガイドラインが提案されてきた。しかし,現実には多くのマニュアルがこれらのガイドラインを満たしてはいない。視覚的な読みやすさを優先すれば製造コストがかかるというトレードオフが存在する一方,ユーザがマニュアルを読み,操作を理解する経験,すなわちユーザエクスペリエンスをコストの観点から評価することには注意が払われてこなかった。本研究ではコストを意識しつつマニュアルにおけるユーザエクスペリエンスを評価する試みの端緒として,マニュアルの書式に着目し,ユーザ行動との関係を架空のインターフェイス操作におけるトラブルシューティング課題を用いて調べた。読みやすい書式であってもカスタマーサポートに電話する可能性を持つユーザが一定数いることが示唆される一方,見やすさによって,ユーザがマニュアルで問題を自己解決する機会が増える可能性があることも示唆された。
- 日本デザイン学会の論文
日本デザイン学会 | 論文
- G13 陶磁器デザインにおける「スタジオプロダクト」の可能性(デザイン計画、インタフェース、デザインマネージメント、デザイン教育、その他,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- P07 病院におけるノーマライゼーションの研究 : 筑波大学附属病院内スツールデザインを通して(心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)
- 材料計画の枠組み(学会賞)
- D18 "食"のユニバーサリティーの一考察 その2 : UD視点による重要視する食品パッケージの表示研究(ユニバーサルデザイン、その他,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- G05 "食"のユニバーサリティーの一考察(インタフェース、ユニバーサルデザイン,心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)