サービス・デザインの方法論に関する考察（１）:時系列的にサービスを管理・設計する手法の検討について

概要

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サービス・デザインの手法について、サービスは内的外的な環境変動にともない、その内容を変化させて対応していく必要がある。しかし、そのような動的なデザイン管理手法は確定されていないと考えられる。既往研究としては、人間中心設計の手法を活用するとして、具体的にはペルソナ・シナリオ手法などが研究されている。しかし多くの研究では、ビジネス的な観点でのアプローチはとられていない。<BR>本発表では、ネットビジネスにおけるサービスがどのように変化していくかを過去の事例から概観し、その特徴について検討する。その結果を踏まえ、サービスを取り巻く市場および技術的な環境変化が激しいネットビジネスにおけるサービスの管理手法に関して、業績管理手法であるバランススコアカード、短期間で反復的にユーザの要求を実装するアジャイルソフトウェア開発の手法、時系列的視点で事業管理を行うロードマップの手法について、大きな組織の長期的なサービス・デザインではなく、短いスパンでサービスをより良くデザインしていくための管理・設計手法として検討する。<BR>
日本デザイン学会の論文