出来事のデザインに関する一考察:実践活動における学びの観察記録ツールのデザインを事例として
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概要
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本研究は観察記録ツールのデザイン要素を抽出し、その仕組みについて検討することを目的とする。事例として実践活動における学びの観察記録ツール(CAVScene)を取り上げる。CAVSceneは、片手で持てるサイズのカメラ付きコンピュータで、移動しながら観察できるツールである。観察中にカメラで動画や静止画を撮影する「現象を捉える機能」が設定されている。そして画像をレイヤーごとに分けて「手書き入力」「付箋入力」が可能な「記述する機能」が設定されている。これら機能群は入れ子構造で構成され、観察者の視点移動を支援するよう設定されている。ツールを使って観察を振り返るとき、視点移動によって観察という「出来事」が生起されるしくみを明らかにした。
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