多空間デザインモデルを用いた建築とプロダクトの研究比較
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概要
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建築の創造行為は,対象とその周囲のモノやコトに注目するデザインと,対象自身に注目する工学設計に分業化している.それらに関する研究も,デザインに関する建築学会計画系と,工学設計に関する建築学会構造系がある.近年,ニーズの多様化に伴い,分業化による設計は困難であり,新たな建築デザインとそのための研究が必要とされている.一方,プロダクト分野も同様に,デザインと工学設計が分業化されており,ニーズの多様化に伴い,分業化による設計は困難とされている.しかし,プロダクト分野は,デザインと工学設計を包含した統合デザインの可能性が指摘されている.そこで本研究では,デザインと工学設計を包括的に説明可能な多空間デザインモデルに着目し,はじめに両分野におけるデザイン系学会と工学設計系学会の論文を分類し,その後,両分野を比較分析することで,建築分野における研究指針を得た.デザイン系研究では,内部モデルと外部モデルの関係性に関する評価の研究,工学設計系においては設計プロセスの研究が挙げられた.
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日本デザイン学会 | 論文
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