材料の特性を活かした無音フィードバック効果の検討:無音マウスをケーススタディとして
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概要
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本研究では不快音の一つであるマウスのクリック音に着目して、騒音問題を解決することを目的とした。そこで、シリコーンスイッチを利用した無音マウスを制作し、クリック音以外のフィードバックの可能性について検討した。実験には、シリコーンスイッチを用いて制作したクリック音の無いマウス3種類、既存製品でクリック音のあるマウスと無いマウスのそれぞれ2種類の計7種類を用いた。なお、被験者数は10名である。これにより、クリック音を無くした場合でも、「指先への振動」により満足した操作感を得られることが明らかになった。そしてその満足度はクリック音のある既存製品と同等であることが確認できた。このことは、シリコーンスイッチを利用したマウスが日常の騒音問題を解決にできる可能性を示唆している。
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