飲料パッケージ用触覚記号の提案
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概要
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視覚障害者が飲料パッケージを識別することが困難である点に着目し,飲料パッケージの触覚記号を提案することを試みた。ます視覚障害者を対象としたヒアリング調査と質問紙調査によって,識別したい飲料の種類を明確にした。ついで形状と材質の異なる触覚記号をエンボス加工によって作成し,視覚障害者25名を対象とした被験者実験により,飲料9種類と触覚記号形状10種類との対応関係を検討した。得られた結果はコレスポンデンス分析法とクラスター分析法によって集約した。これにより,飲料イメージに対応する触覚記号の形状と材質を明らかにすることができた。最後に提案した12種類の触覚記号の妥当性を検証するために,視覚障害者を対象とした検証実験を行った。その結果,一部の触覚記号では事前に知識がなくても直感的に内容物が判断できること,触覚記号に飲料のイメージが反映されているものは記憶されやすいことなどが明らかになった。
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