「ついついメソッド」のユビキタスディスプレイへの適用:人の対話経験に基づいたインタラクションデザイン
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概要
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本研究は,ついついしてしまう人のふるまいを用いたインタラクションデザインの方法を提示し,事例として複数のディスプレイを用いた機器に適用することを目的とする.筆者らは,無意識な手順によりいつの間にか目的を達成できることが人工物のあるべきインタフェースであると仮定し,その方法を考案した.「ついついメッソド」は,日常生活でついついしてしまう人のふるまいを観察し,人工物の無意識な手順に当てはめる方法である.その手順は 1)ついついしてしまう人のふるまいの観察 2)観察されたふるまいの体系化 3)目的の抽出 4)人工物への適用 である.ここでは,複数のディスプレイがネットワークで連携し,新しい役割を担うものをユビキタスディスプレイと呼び,これについついメソッドを適用した.観察された人のふるまいから10個の目的を抽出し,それぞれについて,「いつ・どこで・誰が」の3つの状況軸を用いて系統的にアイデア展開を行った.
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