デザイナーの創造行為における内部観察による感性特性
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概要
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デザイナーが創造行為を行う時、デザイナーは何によってアイディアを出すのか。 本研究では、デザイナーが具体的なアイディアが決まる時の感性特性と造形行為の思考を考察する。すなわち、創造行為の特性と感性の変化に対する客観的なデータを抽出するのが研究の目的である。デザインコンセプト・アイディアスケッチ・レンダリングの段階での創造行為と思考に関する実験を行った。ビデオで記録された実験データを他人と共に見ながら、アイディアが表現される時の思考と行為に対する内部観察を行った。 経験があるアイテム、そして経験がないアイテムに対して、それぞれの感性特性を比較された。デザイン経験を持っている自動車を対象としてアイディアスケッチの実験を行った。そしてデザイン経験が持っていない鞄(日本の小学生用)を対象としてアイディアスケッチの実験を行った。レンダリングの段階の実験は、アイディアスケッチと同じアイテムを対象として、同一方法で実験を行った。 抽出されたデータの分析によると、アイディアスケッチとレンダリングの創造行為ときのデザイナーが気づかなかった項目が抽出された。そして、デザインの経験と非経験のアイテムについて、デザイナーの感性を数量化し、客観化することができた。
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