地域教育のための物語創作の枠組みづくり
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概要
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近年、地域の人々の協力を得て、地域色の強い物語を新たに作りだそうという試み、物語創作コンテストが注目を集めている。地域教育という観点からみれば、同種の試みを継続的に催しつつ、多くの市民、とりわけ若年層の参加をうながすことが肝要である。筆者らは『「8人の王子」創作童話コンテスト』をケース・スタディとして、地域教育のための物語創作の枠組みづくりを試みた。<BR>まず、八王子の歴史や文化について基礎調査をおこなった。次に、その成果をベースに、物語のキャラクタや時代設定、舞台となる場所、八王子のイメージ、物語の種類の5つの項目とそれぞれの属性を設定した。<BR>大学生3名が個別にコンテストに応募した結果、水谷作「詞(ことば)」が優秀賞2編のうちの1つに選ばれた。他の2名の作品も初めて物語を創作したものとは思えない完成度を有しており、当初の目的であった「初心者に対する物語創作のサポート」と「地域の歴史や文化の理解」について、一定の効果があったのではないかと考えている。
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