グラウンデットセオリーを活用した観察方法の検討
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概要
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直接観察を行う際,ある規準を決め,ある現象に対しその規準との差分が大きいとき,特徴のある行動と把握している.一方,グラウンデッドセオリーはデータに基づいて(grounded)分析を進め,データから概念を抽出し,概念同士の関係づけによって理論を生成しようとする研究方法である.本研究は観察方法の範囲を広げるべく,このグラウンデッドセオリーのコーディング,プロパティ及びディメンションに注目して,観察とデータ処理をする方法を検討した.事例として,和歌山市役所のエレベータの乗車行動を観察し,プロパティとディメンションを使い観察データを分解し切片化した.切片化したデータは,アソシエーションルールを使いて,データ間の関係を解明した.結論として,プロパティとディメンションという視点から人のしぐさや行動を定量的に分析することができた.
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