色表現におけるデザイン教育経験と環境経験の関連
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概要
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本研究は個人が経験的要因(生活環境、教育)の影響を受けて体得された色の感性が、評価、表現においてどのように表出されるのかについて、自然物(花)と生活環境(大学地図)の塗り絵実験からその差を検討する。個人の生活環境による暗黙的経験とデザイン教育を経験的要因としてデザイン教育経験有無により被験者を分ける。その結果から環境的要素と色の表現との関係を考察し、環境的要素を通じてデザイン教育経験がない者がデザイン教育経験者のような色の表現ができるように支援する可能性を探る。実験から明らかになるデータから、デザイン教育経験がない者がウェブサイトを製作する際に、生育環境とデザイン教育経験を要因とする配色資料(環境的要素=自然物に対する色など)が色の適用方法にどのように関係しているかを考察し、サイトの目的に応じた配色デザインを支援することによって、色表現におけるデザイナーとユーザー間の共感を形成し、コミュニケーションの効果を向上させるということを研究の目的にする。すなわち、本研究の次の段階には、デザイン経験を持っていない人にデザイン的な配色ガイドを提示する。また、デザイン経験者には、デザイン経験を持っていないユーザの配色判断基準を提示することを期待している。
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