店舗におけるユーザ体験評価の枠組み - 感性・視線・インタラクション:- 新しい評価フレームワークの提案と銀行店舗を事例とした効果の検証
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概要
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インターネットの普及によって、仮想スペース上での商品の売買がさかんになる一方、物理的な店舗空間の意味の再考が求められている。店舗は単に商品を売るという場所から、新しいサービスを提供する場へと変化が求められている。このような背景から考えると、店舗を評価する際、「ユーザ体験」という観点からの捉えなおしが必要となってくるであろう。店舗という空間は、単に建造物そのものとして成り立っているのではなく、むしろ、人と空間とのインタラクションで構築されていると言える。それゆえに、空間のデザインや評価は、物理的な空間を評価することではなく、そこでのユーザの体験を評価することである。このような観点から、われわれは感性評価、視線分析、インタラクション分析を融合し、店舗のような空間でのユーザ体験を評価・分析するフレームワークを提案する。さらに、本フレームワークを、新しいコンセプトに基づいて構築された銀行の試験店舗に適用し、この店舗空間がどのような顧客の新しい体験を創出できるのかを評価した。この結果から、本フレームの有効性を確認した。
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