カーシェアリングの為の車載端末の提案
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概要
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都市部における交通問題の解決策としてカーシェアリングという方法がある。カーシェアリングとは自動車を複数の人間で共有し、自動車維持コストの軽減や駐車スペースの活用、渋滞解消等を目的としている。しかし、カーシェアリングは欧米で普及成功例があるのに対して、日本では認知すらされていないのが現状だ。カーシェアリングはわかりにくく、面倒ではないかという不安要素がある。そこで本研究ではカーシェアリングの利用促進を目的とした車載端末のデザイン提案を行った。カーシェアリングの調査として主に過去の日本における各種社会実験の報告書による文献調査と現在運営を行っている団体へのヒアリング調査を行った。具体的には「管理者とのコミュニケーション」「短時間・短距離の利用形態」「共同利用のためのルール・マナー」「契約・予約システム」「利用者の行動パターン」「環境配慮」などをキーワードとして、専用端末をデザインした。この端末をカーシェアリング事業者に検証を仰いだ。結果、ユーザーと管理者のコミュニケーション向上やユーザーのモラル向上に期待ができることがわかった。本研究はカーシェアリングの利便性向上への一案になったといえる。
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