デザインプロセスの外在化(1):思考の役割のコンセプトモデル
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概要
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情報デザインでは、特にデザイン問題を見いだすことがそのデザインプロセスの中でも重要である。そして異分野の多くの人々との共同作業で行われることが多い。デザインプロセスにおける話し合いを外在化して共有することが設計作業に有効と考え、議論のプロセスを支えるシステムのデザインを目指す。この論文ではデザイン問題を見つける際におこっている議論のフェイズや議論の視点の切り替えやに関してをケーススタディを通じて考えた。そこから、思考の役割のコンセプトモデルを検討した。デザインプロセスにおける議論の3つの次元として、(A)表現する次元、(B)内容を理解する次元、(C)全体を見渡す次元があった。それらの次元の移動を次の4つの視点の転換として行っていた。(A-B)表現するー理解する、(B-A)理解するー表現する、(B-C)理解するー全体をみる、(C-A)全体をみるー表現する。議論における3つの次元の存在を意識することと、視点のありかたが、重要となると考える。
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