市場における情報創造:消費者推論に関する研究枠組みの特徴と課題
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概要
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本研究では、多くの消費者推論研究が依拠している主要な研究枠組みの特徴を整理し、そこから見えてくる課題とそれに対する将来の研究方向を検討した。この枠組みには、考察対象となる属性の次元が制限されているといった特徴や、2 つの主要な情報処理プロセス(推論対象の選択プロセスと属性間関係図式の形成プロセス)が所与の条件とみなされているといった特徴があり、そのため、これまでの消費者推論は過度に統制された推論として研究されてきた。消費者推論が本来持つクリエイティブな側面を考察するためには、概念や研究領域の拡張とともに、定性的な分析手法も含めた方法論上の拡張も必要であると考えられる。
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