総肝管原発capillary hemangioma により閉塞性黄疸を呈した1 幼児例
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概要
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総肝管原発のcapillary hemangioma により閉塞性黄疸を生じた極めて稀な症例を経験したので報告する.症例は突然の灰白色便,黄疸にて紹介となった2 歳男児.諸検査にて総肝管の著明な狭窄が判明し,開腹狭窄部生検と胆摘,胆道ドレナージを施行した.生検では悪性病変は否定されたが確定診断は得られなかった.その後2 か月間経過観察したが狭窄の改善が得られなかったため,肝外胆道切除,肝管空腸吻合を施行した.病理組織検査結果から,juvenile capillary hemangioma と診断された.術後経過は良好で術後5 年経過するが再発を認めない.
- 特定非営利活動法人 日本小児外科学会の論文
特定非営利活動法人 日本小児外科学会 | 論文
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