南インドグラニュライト地塊の超高温変成岩に含まれるCO2流体の起源:炭素同位体組成からみた証拠
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概要
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南インドグラニュライト地塊の超高温変成岩に含まれるCO2流体包有物の炭素同位体分析から、流体の起源についての検討を行った。その結果、Palghat-Cauvery剪断帯のざくろ石に含まれるCO2はマントルの脱ガスにともなって発生したCO2流体と、変成作用以前に堆積した海成炭酸塩からの脱ガスによって生じたCO2流体の混合が考えられる。一方、Madurai岩体のサフィリン+石英を含む超高温変成岩のざくろ石に含まれるCO2は海成炭酸塩起源と考えられる。
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日本鉱物科学会 | 論文
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