大西洋中央海嶺 IODP Hole U1309D で採取された海洋地殻下部斑れい岩中に観察されたマグマ-熱水移行期の高温交代作用:native Ni 存在の意義
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概要
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中央海嶺下での斑れい岩-流体相互作用の最初期については十分に明らかではない.我々は大西洋中央海嶺 IODP Hole U1309D で採取された地殻下部斑れい岩中に高温の交代作用脈を見つけた.この脈には native Ni 粒が含まれる.斑れい岩-流体相互作用の最初期の交代作用は,分化した粒間メルトから分離した CH4 を含む還元的な流体に関連したものであったと思われる.
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日本鉱物科学会 | 論文
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