褐色細胞腫診断:血中遊離メタネフリン2分画測定
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概要
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血中遊離メタネフリン分画測定の褐色細胞腫診断における有用性について,多施設共同研究による検討を行った。比較検討には尿中メタネフリン分画,尿中カテコールアミン分画を用いた。ROC曲線によるAUC(曲線下面積)では最も良好な判別能を示した。感度においても98%と最も良好な成績を示した。特異度においては85%と良好ではあるが,他の項目よりは低い値を示した。随時の安静採血で測定が可能であり,蓄尿のための入院などの手間の要らない本測定は,褐色細胞腫が疑われる患者に対して,除外診断に最も適している。
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Japan Association of Endocrine Surgeons・Japanese Society of Thyroid Surgery | 論文
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