介護施設 (老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料ホーム、グループホーム等) における胃瘻管理に関する現状と課題 (第2報):半固形化栄養法に関して
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概要
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【目的】胃瘻造設は急性期病院で行われるが、造設後の管理は慢性期病院、在宅や介護施設が殆どである。本研究では、介護施設での胃瘻管理に関するアンケートから半固形化栄養法について報告する。【対象及び方法】当院と連携している152の介護施設を対象にアンケート調査を行った。【結果】75施設から回答を得た。半固形化栄養法については、43%の施設がよく知らないと回答した。受け入れ困難な理由は、認識不足、コスト、投与の煩雑さが挙げられた。半固形化栄養製剤を使用する施設が最も多かった。半固形化栄養法による改善点は、「特にない」と感じている施設が最も多かった。また、十分な情報や知識を習得する場が少ないとの意見が多かった。【結論】介護施設では半固形化栄養法は十分周知されていなかった。今後、介護施設で半固形化栄養法を行うためには、正しい知識や情報の共有、介護施設でも継続できる投与方法を検討することが重要であると考える。
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日本静脈経腸栄養学会 | 論文
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