静脈経腸栄養ガイドライン改訂を終えて
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概要
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1998年、2006年に発表された静脈経腸栄養ガイドラインを土台として、第3版を改訂し、出版した。担当者12人が分担して文献検索を行い、原稿を書き、21回のコンセンサスミーティングを開催して徹底的に議論して作成した。第2版ではかなわなかった、すべての推奨事項に対してその根拠となる文献および解説をつけることができた。487ページの内容であり、できるだけ多くの方に購入していただき、普及させることをもくろみ、価格も4000円に抑えることができた。序文でも述べているが、今後、さらにレベルアップしたガイドラインを作成するための土台となるものができた、と考えている。JSPEN会員のみならず、臨床栄養に携わるすべての方々から積極的に意見や質問をいただき、完成度を高めるための活動を、次世代のガイドライン作成実行委員の方々に継続していただきたい。
- 日本静脈経腸栄養学会の論文
日本静脈経腸栄養学会 | 論文
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