超高齢者に対する経皮内視鏡的胃瘻造設術 (PEG) の経験
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概要
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【はじめに】90歳以上の超高齢者に対するPEGの有用性について検討した。【対象と方法】2001年1月から2007年12月まで、PEG施行された90歳以上の超高齢者34例を対象とし、術前背景、周術期管理と予後について検討した。【結果】平均年齢は92.9歳、性別は男性7例、女性27例であった。主基礎疾患は、脳血管障害が19例と最も多く、PEG施行理由は嚥下障害で誤嚥性肺炎の既往例が19例と最も多かった。術後合併症は、30日以内が88.2%、以降が58.8%で、肺炎の頻度が高かった。2年生存率は38.6%であった。予後因子の検討では、単変量解析で術前誤嚥性肺炎既往と栄養指標の1つである総リンパ球数1200/mm3未満で有意に予後不良 (p<0.05) であったが、多変量解析では独立した予後因子を認めなかった。【結論】術後合併症の頻度が高く、呼吸器感染対策と術前栄養療法の介入が予後改善につながる可能性がある。
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日本静脈経腸栄養学会 | 論文
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